「OJPC物語2001」発売記念 記者発表会レポート 〜1〜


OJPC(オールディーズ・Jポップス・クラブ)とは、Jポップスのスタンダードを大切にしたいと願うアーティストが集まり発足した公益法人で、彼ら達はオールディーズの音楽活動のサポートをはじめ、音楽を媒体とする文化交流などを推進しようと活動を開始しました。


2001年10月4日、原宿アストロホールにて、第一弾CD「OJPC物語2001」の発売記念発表会が、マスコミ各社を招いて、盛大に行われました。BCFCからも取材に駆けつけました。


 この企画に参加したのは、かつてロカビリーやGS時代に活躍した元アイドル達。30年の時を経て、今ではすっかり中年の域に達した彼らですが、音楽活動を個々に続け、心身ともに若さと情熱を持ちつづけています。

 総合プロデューサー木村明子さんの話によると「井上忠夫さんのお通夜に行った時に、今、何かをしなければ…と言う強い思いにかられました。GSは、それまでの"歌手"と"バンド"という概念を取り払い、サウンド重視の音楽を作り上げました。しかし、戦後の音楽史の中でのGS時代は、非常に短かったのです。今回の企画は決してナツメロクラブで終わらせるつもりはありません。その後の彼ら達の波乱万丈の人生が歌に込められているからです。大人のゆとりさえも感じられます。彼らはずっと現役なのです」


当日の出演者は下記の通りでした。


(写真左から)
マモル・マヌー(ゴールデンカップス)、岡本信(ジャガーズ)、加橋かつみ(タイガース)、力也(シャープホークス)、三原綱木(ブルー・コメッツ)、フランツ・フリーデル



発売されるCDは2枚組みで、「オールディーズ」はかつての懐かしいヒット曲が11曲満載、思わず自然に口ずさんでしまいます。

 そしてもう1枚「グッディーズ」はすぎやまこういち、湯川れい子、堀内孝雄、宇崎竜堂、加瀬邦彦など人気作家による新曲13曲の数々。それぞれが練りに練って作り上げた質の高いアルバムとなりました。

 全曲述べ800時間にも及ぶレコーディングだったそうで、彼ら達のこのCDに対する意気込みと完成度の高さを語っています。

 このCDが、誰もが通りぬけた青春の日々を懐かしく、慈しむと同時に、不景気などでややもすると、低迷しがちな現在の環境にもカツを入れる起爆剤になればと思います。2001年10月17日、ポニーキャニオンから発売。

●アルバムタイトル=OJPC物語2001
●二枚組CD(定価3,500円)
●発売=ポニーキャニオン(PCCA-01585)
*Produced by Oldies J-Pops Club














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